OEMと外注デザイン


DDWでは、DDWオンラインショップの運営以外に、他ブランドのOEM生産を請け負ったり、デザインのみを請け負ったりもしていますが、今日はデザイン過程の一部を紹介します。

本日の画像はバッグを側面から見たデザインサンプルですが、左右を見比べるとかなり違うように見えます。でもこれパターン的には、そんなに大きな違いはないんです。

正面のパターンはほぼ同じで、側面も底辺部は同じ、上から見てもあまり変りません。要は側面底辺部の幅が上に上がるごとに、どの辺りから幅が狭まってきてるかだけなんですが、この場合5mmの差がとても全体のデザインに影響がでます。

正面から見たとき、左側のバッグは上の方にふくらみが出ますし、右側は全体にハリがでたようなデザインになります。正面自体のパターンがほぼ同じなのにですよ。

トートバッグにしても、ボストンバッグにしても定番型というのは、この微妙なバランスが特に大切だと思っています。その為思った膨らみが出ないと何度も数mm単位で修正します。この作業はCADソフト(コンピューターでのパターン作製ソフト)のおかげで、微妙な変更を繰り返せると思ってます(手書きだと気が遠くなりますから)。

一般的にはデザイン画を工場やサンプル職人さんに見せて数回サンプルを作る程度なので、こんなに時間をかけて微調整をするところも少ないと思います。
DDWの方法はとても効率が良いとは言えませんが、このデザイン過程がDDWのバッグには、かかせないものだと思っています。

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