言葉の表現力

小学生のころ、船の絵を書いたことがあります。
といっても、船を見ながら書いたわけじゃなく、本に載っていた写真を元に書きました。

小さい頃って、車でも家でも、真正面もしくは真横から書くじゃないですか、でもその本に載っていた写真は、斜め手前から写っていたので、当然手前が大きく、後ろが小さく写ってたんですね。
当時、遠近法なんか知る由もない僕としては、手前をどれくらい大きく書けばいいのかなどまったく分かりません。

そこで、考えたのが、船の写真に何箇所も印をつけて計り、全て等倍(たぶん4倍位)にし、今度はその等倍にしたポイントを画用紙につけて、そのポイントを目印に、絵を書いたんです。(今なら拡大コピーすればいいだけの事ですけど。)

出来上がった絵は、本当なら自分で書けないアングルで、立体感のあるものでした。
そのときは自分でもよっぽど気に入ったんだと思います、何度も何度も見返した覚えがありますから。

しかし次の日、学校でみんなに絵を発表したときです。

「先っぽが大きすぎる!」「短くて変な船!」
など、ボロボロの言葉が待ってました。

もちろん一生懸命、自分なりに説明しましたが、遠近法など知らない同士が話をしても、分かり合えるはずもありません。
今でも、覚えてるのは、絵の評価より、自分の書いた方法や考えを、ちゃんと伝えられない自分自身に腹がたってたんだと思います。

言葉で表現するのは、今でも苦手でコンプレックスです。
だから、デザインの仕事をしたり、趣味で写真をとったりと、別の方法で表現してるのかもしれません。

でもやっぱり、文字や言葉は重要だということが、今更ながら感じてます。ビジュアルだけで伝わるのは、たぶん一部の人だけでしょうから。

最近、コピーライターの人たちを、真剣に尊敬しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です