ホントに細かい部分を気にする方です。
企業デザイナーじゃないので、より商品に自分の感覚を入れられる。
それがどんな所かは言葉にするのは難しいけど。
こだわり?
性格?
楽しみ?
たぶん全部です。
例えばシンプルデザインと一言で言っても、手触り、張り感、塊り感、
ボリューム感・・・
見たいにサイズや重量以外に数値で表せない部分って、限りなくあ
るんですよね。
そんなところを大切にしたいと思ってるんですが、これって大手の様に、
分業だと難しいんです。
たとえばボリューム感。
薄手の素材のままバッグにしてしまうと、安っぽい物になってしまう。
そこで、ボリュームを出すために、何種類もの綿や、スポンジ、シート
状のゴム等を試してみる。
この作業は単に膨らみだけでなく、ステッチの糸の食い込み具合にも
影響がでる。
解り易いのが革。
革のステッチって何となく見ちゃうでしょ、糸の締まり具合やミシン目が
かっこ良さを左右しちゃってるし、そのことで商品レベルが天地のように
違う。
これは、もちろん布にも言える事。
デニムメーカーとかだと、ステッチに拘りのあるところは多いけど、一般の
アパレルで、そんなところに拘ってるところは、余り無いんじゃないかな。
そんな微妙なところって、サンプル過程で何度も自分で触ってないと、
なかなか気づかないです。
時間はかかるし、資材のバリエーションは増えるし、と、百害あって一理
なしなんて思ってるところが多いだろう。
そりゃ、型数の多い企業はやってられないと思う。
でも、やっぱり性格なのかなあ。
そういえば、さっき
2杯目のアイスコーヒーを作ろうと、
冷蔵庫を開けると、
牛乳の代わりに、インスタントコーヒーのビンが・・・
はっと、振り向くと牛乳は出しっぱなし。
春だからという事で。
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