今回は業者様向けのお話し。
たとえばキルトデニムの定番商品、デリバッグミニがこちら。
この商品を部分的に生地変更するだけで、こんなに変わります。
セレクトショップさんや、個人店舗さんなど、
お店の売り(コンセプト)となる柄や、素材イメージを持たれているところは結構あります。実際、トートバッグなどシンプルなものを作られているところは、たくさんあるでしょう。
しかしトートバッグだけでは、そのシンプルさゆえに、生産できる工場や個人さんまで多いため、他店(他社)との差別化は難しいのではないでしょうか。
とはいえ、それ以外のバッグのデザインになると、生産ロットや、コスト面で、なかなか手を出しづらいと思われていますが、今回の画像のように、定番デザインから発展させて考えると、大きなコストアップをせずに、生産できる場合もあります。
その他、デザイン的な事で聞かれる事として、
扱われている物がプリント系の素材で薄手の物が多いので、バッグに不向きなのでは。と、思われる方もいらっしゃいます。
確かにプリント系の素材は薄手の物が多く、バッグに不向きと思われるのも無理はありません。
特にたくさんの商品を扱われているプロの方ほど、ちゃんとその完成品をイメージできるため、躊躇してしまうようです。
もちろん、そのまま芯を貼ったりキルティングするくらいでは全体のボリュームとバランスが取れなくなってしまいますが、そこは様々な方法があるんです。
店舗的にも、DDWのように、デニムメインの商品デザインは、コーディネートもしやすい上、店舗内で他の商品の中に入れても違和感なく収まるため、商品としてだけでなく、その作りこんだ品質から、店舗ディスプレーのアクセントやイメージアップにもつながると思います。